素材とディティール

細部にまでこだわった家づくり

「てとて」では、作業の効率を考えるとざっくりと納めてしまいがちなところこそ、気を配って設計しています。 なんとなく心地よく感じたり、すっきりと感じたりするその理由は、つくる時の苦労をなるべく感じさせないよう、そこに暮らす人を中心に据えているから。 はじめから同じ施工者と組むことで、コストアップや後々の問題に極力つながらない構造や雨仕舞いなどもともに検討しながら設計を進めていきます。

手の痕跡が残るものをつかう

コストを重視するなら大量生産の新建材に勝るものはありません。しかし、そうした素材は使い込むうちに薄汚れみすぼらしくなり、十年も経てば廃盤になり補修すらおぼつかなくなります。「てとて」では、そのような工業製品ではなく、使い込むほどに風合いが増す自然や天然の素材を用います。

無垢の木や左官など人の手の痕跡が残るもので、なるべく手を伸ばせば届くような、作り手の顔がわかるもの、そんな基準で素材を選んでいます。

  • 外壁

    長い期間、風雨にさらされる外壁は耐久性やメンテナンス性が求められます。「てとて」では、窯業サイディングのような工業製品ではなく、板張りや左官壁を基本として考えています。

  • 内壁

    空間を包み込む内壁には、風合いのある左官壁や和紙などを用いています。火災時に有害なガスを発生させる危険性があるビニルクロスは用いません。

  • 床材

    素足で歩くと気持ちがいい無垢の床材は、地元産を中心とする無垢の材を使います。たとえば杉は柔らかく足腰への負担も少なく済みます。傷になりやすい素材ではありますが、それも日々暮らした証と思うと愛着が沸くものです。また、部分的に三和土や石張りなども空間に趣を与えてくれる素材としてご提案することもあります。

  • 建具

    開口部の建具は家の中と外をつなぐと同時に断熱面での弱点ともなりえてしまう部分です。それぞれの窓が持つ役割について考えながらアルミ+樹脂の複合サッシ・樹脂サッシ・木製サッシを使い分けることで心地よさを追求しています。


  • 置き家具、外部空間の考え方

    これまで使ってきた家具にはたくさんの思い出が詰まっていると思います。お持ちの家具を引き続きお使いになる場合はぜひ教えて下さい。新調される場合には、空間にあわせた置き家具や造作家具のご提案も承ります。

    また、窓から見える景色や、逆に視線を遮るための植栽など、家づくりはアプローチや植栽、駐車スペースなど、外部空間も含めて考えることではじめて成立するものだと考えています。ついつい予算外にしてしまいがちな外構や植栽ですが、家の内部だけでなく外部についてもご提案させていただけたらと考えています。